横山先生に見習う!デイトレードのメリットとデメリット

デイトレードとは何かというと、1日単位で売買を行い、利益の獲得を目指すという投資手法の事です。
短期間で取引を行わなければならない為、市場が開いている間は目を離す事が出来ません。
その為日中働いているサラリーマンが行うのは難しい投資法の1つです。
ではこのデイトレードを行うメリットは何かというと色々あるので、詳しく見ていきましょう。

短期間で利益を得る事が出来る可能性がある

まず短期間で利益を得る事が出来る可能性があるという点です。
株価の変動率を見てみると、1日で1~5パーセント程です。
1日ではわずか数パーセントしか値は変わらない為、その中で大きな利益を得るには小さな利益を何回も積み重ねていく必要があります。
その為小さな利益を毎日コツコツ積み上げて、数年単位で資産を積み上げていく事が苦にならない人に向いています。

取引機会が多い為、資金効率が良い

また取引機会が多い為、資金効率が良いというのもメリットです。
デイトレードは1日で取引を完結します。
それを何回も繰り返すという形なので、資金効率は非常に良いです。

悪材料の影響をあまり受けない

他にも悪材料の影響をあまり受けないというのもメリットの1つとして挙げられます。
デイトレードは1日で売買を終わらせてしまう為、例えば原油価格が下落したり急激な為替変動が起こったとしても、その情報をいち早く入手して対処すれば損害も最小限に抑える事が出来ます。

負担が色々と大きい

このように色々とメリットがある一方で、デメリットもいくつかあります。
まず負担が色々と大きいという点です。
まず肉体的に、取引が行われている時間帯は目を離す事が出来ない為、ずっと画面上を見ていなければなりません。
これが非常につらく、途中で投げ出してしまう人も少なくありません。

精神的負担も大きい

また精神的負担も大きいです。
取引は秒単位や分単位で繰り返されます。
つまり集中力を切らしてはいけないようなテレビゲームを何時間もプレイしているような状態です。
しかもゲームなら負けてもお金を取られる事はありませんが、こちらでは失敗してしまうと数万円から数百万円を失ってしまいます。
その為今日は収支がプラスになっても、明日はどうなるか分からないという不安にも駆られますし、毎日数時間も集中していなければならないというのは精神的負担がかなり大きいです。
それに取引が終わったからと言って、ゆっくりする事も出来ません。
為替動向や自分が株を所有している同業他社の株価動向も見ないといけませんし、マーケット環境もチェックして明日の戦略を立てなければならないので、気が休まらないというのもデメリットです。

手数料の負担が意外と大きい

他にも手数料の負担が意外と大きいというのもデメリットです。
株取引の場合、売買が成立する度に手数料を払わなければなりません。
それを何回も繰り返すので、自ずと手数料も積みあがっていきます。
その結果月に数万円かかってしまい、せっかく稼いだ利益も目減りしてしまうという事もあります。

環境が充実していないと不利になってしまう

それから環境が充実していないと不利になってしまうというのもデメリットの1つです。
デイトレードでは1分1秒を争います。
その為性能の低いパソコンを使用していると、速度が遅くて取引が遅れてしまったり、途中でフリーズしてしまい取引が出来なかったという事も珍しくありません。
こうした事で利益を出せるチャンスを逃してしまったり、マイナスになってしまう事もあります。
こういう事にならないように、高性能のパソコンやマルチモニターを用意する事が必要です。
パソコンの性能がよければ、迅速に取引が完了出来ますし、途中でフリーズする事もありません。
さらに多数の画面を同時に使うマルチモニターもあれば、複数の取引画面を見ながら取引する事も可能です。
プロのデイトレーダーは高性能パソコンや6画面モニターを使用して取引を行っています。

大口投資に騙されやすい

あと大口投資に騙されやすいというのもデメリットです。
株取引をやっている人の中には、1回の取引で数十億から数百億円を売買するような人や組織も存在します。
彼らが例えば株を購入したり売ったりすると、当然相場は大きく動きます。
それを見て、株が上がっているからこの機会に売ってしまおうと考えていると、その1分後に急落して損をしてしまうという事もあります。
何故株が急上昇して急降下したのかというと、大口投資家が購入してすぐに売ったからです。
こういう波風のような現象を中長期で株取引をしている人なら見向きもしませんが、デイトレーダーは反応してしまいやすく影響を受けやすいので注意が必要です。

取引時間が限られている

そして取引時間が限られているというのもデメリットの1つとして挙げられます。
デイトレーダーは市場が開いている間に取引を終了させなければなりません。
その為取引時間が限られてしまいます。
具体的に言うと午前は9時から11時半まで、午後は12時半から15時までが株式市場の取引時間なので、この限られた時間で利益を確保しなければならないというのは肉体的にも精神的にも負担が大きく、これを毎日繰り返すというのは非常に大変なので始める場合は相応の覚悟が必要です。

まとめ

このようにデイトレードを行う場合、メリットもデメリットも両方あるので、これらをきちんと知った上で挑戦すると良いです。

横山英俊

最終更新日 2025年7月9日